2025/09/26
台風による住宅の屋根・外壁被害の主な原因と対策は?

こんにちは!清須市、一宮市、名古屋市エリアを中心に外壁塗装、屋根塗装、雨漏り修繕を得意とするヌリコンの代田です!
ニュースで「屋根が飛ばされた」「外壁が破損した」という映像を見るたびに、自然の力の大きさを感じますよね。では、なぜ住宅は台風でダメージを受けてしまうのでしょうか?今回はその主な原因についてご紹介します。
1. 強風による屋根材の飛散
台風の最大の特徴は「強風」です。
瓦やスレート、金属屋根などは強風を受け続けると、浮き上がったり飛ばされたりしてしまいます。特に古い住宅では、釘やビスの緩み、劣化した接着材が原因で屋根材が外れやすくなっていることも。屋根材が一度飛ぶと、そこから雨水が侵入して被害が拡大します。
2. 飛来物による外壁の破損
台風では風だけでなく「飛んでくるモノ」も大敵です。
看板、植木鉢、物干し竿などが風で飛ばされ、外壁に衝突することでひび割れや欠損が発生します。特に窯業系サイディングやモルタル壁は衝撃に弱いため、思わぬ大きな損傷につながることがあります。
3. 雨漏りを引き起こす“風雨の逆流”
台風の雨は普通の雨と違い「横殴り」や「吹き上げ」の形で降り注ぎます。
そのため、普段は雨漏りしないわずかな隙間からも水が侵入してしまいます。屋根と外壁の取り合い部分、サッシまわり、シーリングの劣化部分などが特に弱点になりやすいです。
4. 劣化の蓄積による被害拡大
台風で一気に壊れるように見える被害も、実は長年の劣化が原因になっていることが多いんです。
「塗装がはがれて防水性が落ちていた」「コーキングが割れていた」「金具が錆びていた」など、見えない劣化が台風の力で一気に表面化するケースが少なくありません。
台風前にやっておきたい!住宅チェックリスト
台風が接近すると「窓を養生テープで補強しなきゃ!」「植木鉢を片づけなきゃ!」と慌ただしくなりますよね。
でも実は、台風前に住宅の弱点をチェックしておくことで、被害を大幅に減らすことができます。今回は、屋根や外壁を守るための 台風前チェックリスト をご紹介します。
✅ 屋根まわりのチェック
- 屋根材(瓦・スレート・金属)が浮いていないか
- 棟板金(屋根のてっぺん部分)がぐらついていないか
- 雨どみに落ち葉やゴミが詰まっていないか
👉 屋根は高所作業で危険です。自分で登らず、双眼鏡やカメラのズームで確認したり、専門業者に点検を依頼するのがおすすめです。
✅ 外壁・サッシまわりのチェック
- 外壁のひび割れや塗装のはがれがないか
- サッシまわりや外壁のシーリングが劣化していないか
- ベランダやバルコニーの排水口が詰まっていないか
👉 これらは雨漏りの原因になりやすい部分です。台風の「横殴りの雨」対策としては特に重要です。
✅ 庭・ベランダの飛来物対策
- 植木鉢、物干し竿、ゴミ箱などは室内へ移動
- 倒れやすいフェンスやラティスはしっかり固定
- 自転車はカバーを外して地面に固定、または屋内に避難
👉 飛来物は自宅だけでなく近隣住宅への被害にもつながるので要注意です。
✅ 窓・玄関まわりの備え
- シャッターや雨戸はしっかり閉まるか確認
- 雨戸がない場合は、養生テープや段ボールでガラスの飛散防止を
- 排水溝や側溝にゴミが溜まっていないかチェック
👉 水害対策として、土嚢や止水板の準備もあると安心です。
✅ 家の中での備え
- 懐中電灯や乾電池を確保
- スマホのモバイルバッテリーを充電
- 飲料水・非常食のストックを確認
👉 屋根や外壁だけでなく、停電や断水への備えも忘れずに。
まとめ
台風による住宅被害は「自然災害だから仕方ない」と思いがちですが、実は 日頃の点検とメンテナンスで防げる部分が多い です。
定期的な屋根・外壁のチェックや、劣化箇所の補修を行うことで、台風シーズンを安心して乗り越えられますよ。
台風シーズンは、「屋根・外壁の点検」+「飛来物の片づけ」+「非常用品の準備」 が鉄則!
備えあれば憂いなし。大切なお家とご家族を守るために、ぜひ実践してみてください。