2025/06/14
外壁塗装下塗り材について
こんにちは、ヌリコンの中村です。本日は外壁の下塗りについてご紹介していきたいと思います。
一般的には屋根も外壁も大きく種類が違うことはありませんが、塗装するこの目的や素材が少し違いますのでそれぞれに求められる特徴も違います。
以下でご紹介します。
🔧 屋根下塗り vs 外壁下塗りの違いまとめ
比較項目 | 屋根下塗り | 外壁下塗り |
---|---|---|
主な目的 | 密着性確保・吸い込み防止・サビ止め | 密着性確保・ひび埋め・下地調整 |
環境条件 | 強い紫外線・高温・雨水直撃 | 紫外線や雨だが屋根ほど過酷ではない |
塗る素材 | スレート・金属・セメント瓦など | モルタル・サイディング・ALCなど |
下塗り材の例 | シーラー、プライマー、錆止め | シーラー、フィラー、プライマー |
塗料の選び方 | 耐久性・密着力・高温耐性重視 | 下地に合わせた機能性重視(弾性など) |
塗膜の厚み | 薄い(密着重視) | 厚めにすることも(補修機能含む) |
🎯 屋根の下塗りの特徴
- 紫外線・熱・雨に強くなければならない
- スレートや金属屋根では吸い込み止めや錆止めが必須
- 主に使うのは:
- シーラー(スレート系)
- プライマー(ガルバリウムなど金属屋根)
- 錆止め(トタン屋根)
✅ 塗膜の密着力・強度が超重要。性能が出なければすぐ剥がれる。
🧱 外壁の下塗りの特徴
- 屋根よりも動き(膨張・収縮)やひび割れに対応する必要がある
- 外壁の素材により:
- シーラー(サイディングなど)
- フィラー(モルタルやひび割れの多い壁)
- 微弾性フィラー(追従性あり)
✅ 下地の凸凹やひび割れを調整する「調整材」としての役割が強い。
🔍 使用例
屋根(スレート屋根)の例:
- 下塗り:浸透型シーラー(油性)で密着性UP
- 上塗り:2液型ウレタンorシリコンなど
外壁(モルタル壁)の例:
- 下塗り:弾性フィラー(厚塗り)でクラックカバー
- 上塗り:水性ラジカル制御型塗料など
🧠 まとめ
ポイント | 屋根下塗り | 外壁下塗り |
---|---|---|
主な役割 | 密着力・耐久性・防錆 | 下地調整・ひび補修・密着性 |
使用環境 | より過酷(高温・直射日光) | 可動性・クラックの対応重視 |
✅ 屋根には「強く密着して長持ち」する下塗り
✅ 外壁には「下地を整えてひび割れにも強い」下塗り
ご希望あれば、あなたの屋根・外壁の素材に合わせた最適な下塗り材の候補も紹介できますよ。素材名や築年数など、わかる範囲で教えていただければ対応可能です!
御覧いただきありがとうございました。