2025/06/11
外壁シーリング作業とは?役割や重要性をわかりやすく解説!
こんにちは!ヌリコンの木村です。
家の外壁をよく見ると、壁材と壁材の継ぎ目や、窓の周りなどにゴムのような素材が埋め込まれているのをご存じですか?
それが「シーリング材(コーキング材)」であり、その施工作業を「シーリング工事」と呼びます。
本日はシーリング作業について紹介いたします!
シーリングってなに?
シーリングとは、建物の継ぎ目や隙間を埋めるためのゴム状の充填材のことです。主にサイディング外壁やALCパネルの目地、サッシ周りなどに使われており、雨水や風の侵入を防ぐ防水機能と、建物の動きに対応するクッション性を持っています。

シーリング作業の流れ
外壁のシーリング作業には、以下のような工程があります:
1. 既存シーリング材の撤去(打ち替えの場合)
古くなってひび割れたり、硬化して機能を失ったシーリング材を、丁寧に取り除きます。
2. マスキングテープ貼り
目地の周囲にマスキングテープを貼り、余分な部分にシーリング材が付着しないように養生します。
3. プライマー塗布
新しいシーリング材の密着をよくするために、接着剤のような役割を果たす「プライマー」を塗布します。
4. シーリング材の充填
専用のガンでシーリング材を目地に注入し、隙間なく埋めていきます。
5. ヘラ仕上げ
充填したシーリング材をヘラで押さえ、表面を滑らかに整えます。
6. 養生撤去・乾燥
マスキングテープを外し、十分な乾燥時間を設けて完了です。
シーリングが劣化するとどうなる?
シーリングは、紫外線や気温の変化などによって徐々に劣化していきます。劣化すると以下のような症状が起こります:
- ひび割れ、剥がれ、痩せ(痩せ細り)
- 目地に隙間ができる
- 水が侵入し、外壁材の腐食や雨漏りの原因になる
これらのトラブルを未然に防ぐためにも、定期的な点検と補修がとても重要です。

どれくらいの頻度で補修が必要?
一般的に、シーリングの耐用年数は10年前後といわれています。
外壁塗装と同時にシーリングの「打ち替え」や「増し打ち(上塗り)」を行うことが多く、これにより外壁全体の耐久性が高まります。
シーリング作業はプロに依頼すべき?
はい。シーリングは見た目以上に技術が必要で、正しく施工しないとすぐに剥がれたり、水漏れが発生する可能性があります。専門業者に依頼することで、長期的な安心につながります。
外壁のシーリングは、小さな部分ながら建物全体の防水性を左右する非常に大切な工事です。定期的な点検と適切なメンテナンスを行うことで、大切なお住まいを長持ちさせることができます。外壁塗装を検討中の方は、ぜひ一緒にシーリングの状態もチェックしてみてください!